LLOVE|ポートフォリオ|リノベーションのルーヴィス

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リノベーションプランニング
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10月27日

LLOVE


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Photo(C)Takumi Ota

【LLOVE】は2010年10 /22~11/ 23にオランダ王国大使館と奈良県の共催で開催された、
日本とオランダのクリエイターがホテルの客室をイメージして制作した『泊まることも出来る展示』。
【LLOVE】のコンセプトはオランダの人気デザインホテル「LLOYD HOTEL」のディレクター、スザンヌ・オクセナーによるもの。
このプロジェクトでルーヴィスは【LLOVE】の実行委員及び1F・3Fの施工サポートを担当した。

公式サイト: http://llove. jp

コンセプトディレクター:スザンヌ・オクセナー(Lloyd Hotel & Cultural Embassy)
アーキテクトディレクター:長坂常(スキーマ建築計画)
共催:オランダ王国大使館奈良県
監修:ロイド・ホテル
実行委員:
青野尚子
フロリアンヌ・エッスハウス(Lloyd Hotel & Cultural Embassy)
嶋田葉子(Labo85)
レナーテ・スヘーペン(Lloyd Hotel & Cultural Embassy)
ホテル・カフェ運営:トランジットジェネラルオフィス


─各室デザインコンセプト─

Room#301 design:中山英之
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Photo(C)Masanori Ikeda(Yukai)
 
LITTLE BIG ROOM 少しだけ大きな部屋
わたしたちは、もともとそこにあった古びた和室の複製をひとつ作りました。
複製なので、もちろん柱の傷から天井の染みまで、元の部屋とまったくいっしょです。
ただ唯一、複製の方がほんの少しだけ大きくなってしまいました。
その少しだけ大きな複製を、もとの部屋の中に入れてみました。大きなものを小さなものの中に入れるのだから、
当然しわが寄ってしまいました。でも、それはまちがいなく、元の部屋よりほんの少し大きくなった部屋です。
何が部屋をふくらませたのでしょうか。愛?きっとそうだと思います。 
(Text:中山英之)

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Photo(C)Takumi Ota

Room#302 design:永山祐子
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Photo(C)Masanori Ikeda(Yukai)

BURIED うずもれる
一度解体され廃墟のようになった場所が木や家具もろとも白い砂利で埋められます。
街に白い雪が降ったみたいにその場所は瞬間的に一変します。
時間的な差も物質的な差異もニュートラルにつながっていきます。
砂利は歩きにくいかもしれないけれど、なんとなくそこで過ごすうちにうまく歩けるようになるかもしれない。
まるで自然の中でキャンプするみたいにその場所にだんだん人がなじんでいきます。
場所が人になじむのではなく、人がなじんでいく部屋。
それはもしかしたら皆が持っているけれど、普段は出てこない隠された野生を引き出してくれるかもしれません。
(Text:永山祐子)

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Photo(C)Takumi Ota

Room#303 design:長坂常
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Photo(C)Masanori Ikeda(Yukai)

ROTATING BED 回転ベッド
江戸時代の日本では貿易といっても限定された貿易で、
1641年以降は長崎に埋立地としてつくられた出島のみでの貿易が許され、
オランダ商館が建てられ、両国は取引を開始した。
幕府はオランダ船が入港するたびに唯一の西欧を知る情報ということで、
オランダの生活や文化、科学技術にいたるまで事細かに情報提供を要求した。
その記録が世にいうオランダ風説書だ。
その中に描かれていた歯車の一枚の設計図が後に江戸の裏文化に強い影響を与えたことはいうまでもない。
それから、約 400年経過したいまその風説書に書かれた図を元に、幻の空間がよみがえる。
(Text:長坂常)

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Photo(C)Takumi Ota

Room#304 design:中村竜治
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Photo(C)Masanori Ikeda(Yukai)

POND 池
もとの和室の設えはそのままにし、部屋を上下に区切る床を付け足しました。
その床は特殊なつくり方でできています。
伸縮性があり、伸ばしたり通り抜けられたりします。
自由に面白い使い方を考え、たくさん想出写真を撮って帰ってください。
(Text:中村竜治)

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Photo(C)Takumi Ota

Room#305 design:ヨープ・ファン・リースハウト
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Photo(C)Masanori Ikeda(Yukai)

FERTILITY 繁殖
この心配のいらない安息の場所では、まるで私たちの最初の故郷である
子宮のなかにいるようにリラックスすることができる。
全体に広がる柔らかな線とかたちによって、これ以上ない LLOVEの体験が生まれる。
(Text:ヨープ・ファン・リースハウト)

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Photo(C)Takumi Ota

Room#306 design:ショルテン&バーイングス
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Photo(C)Masanori Ikeda(Yukai)

RE-CREATION 再生
ラブホテルとは、日本のセックスの約半分が執り行われる建物、
すなわち、この国のほとんどの子孫がそこで授けられてきたということ。
展開図をもらったとき、小さな部屋なのでシングルルームのデザインをすると勘違いをしました。
そこから、人工授精についてのアイデアが浮かんで来たのです。
あなたがシングルで、子供が欲しくなったらどうする?
もしくは、あなたが幸せな夫婦で、けれども子供がなかなかできない場合は?再生。
(Text:ショルテン&バーイングス)

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Photo(C)Takumi Ota

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Photo(C)Takumi Ota

Room#307 design:リチャード・ハッテン
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Photo(C)Takumi Ota

LAYERS レイヤー
この部屋では、感情の旅をきっと目にします。
7つ星ホテルの部屋。心地よさに星 3つ、そこでの体験に残りの星4つ。
部屋の真ん中には、ハッテンの「レイヤー」コレクションの 1つである
「プリンセス・オン・ザ・ピー(=エンドウ豆の上に寝たお姫様)」ベッドが置かれています。
そこで人は眠り、休みます。と同時に、ベッドはテーブルや収納としても機能。
ベッドは、部屋の記憶を彷彿とさせる、特別なカーペットタイルで周りを囲まれています。
壁はさまざまな種類のテープで覆われ、いくつかはこの部屋のために特別に制作されたもの。
ほかは全部肌色。ここは、あまり急いでいない旅行者にまさにぴったりな部屋なのです。
(Text:リチャード・ハッテン)

Room#308 design:ピーケ・バーグマンス
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Photo(C)Masanori Ikeda(Yukai)

in LLOVE! 愛の中に
部屋の中心となる存在は、明かり。
目に見えていてもいなくても、私たちはいつでも光を感じる。
多くの伝説で、落日や月光は神秘的で感情的な役割をはたしてきた。
部屋の中にあるものたちは、奇妙な行動をとる。
ベッドは壁をよじ上ろうとして、椅子は必死にその体をのばしテーブルに触れようとする。
照明たちは絡まり合い、歯ブラシは完全に1つになる。
でも、 LLOVE Hotelに何を求めましょう。すべては恋に落ちてしまったのですから! 
(Text:ピーケ・バーグマンス)

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Photo(C)Takumi Ota

Room#309~#314 design:LLOVEクリエイティブチーム+長坂常
隣合わせの 2部屋を 1セットとして、宿泊者同士がささやかな仕掛けによって楽しむ無関係な関係。
6部屋のうちそれぞれ 2部屋ずつ「誤解」「読み替え」「誤読」というコンセプトのもと、
長坂常と LLOVEクリエイティブチームの面々でデザイン。
各部屋にはニュートーキョーコンテンポラリーズ(東京の第二世代のギャラリー・アソシエーション)
参加ギャラリーに所属する現代美術作家の作品が展示されている。

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Photo(C)Takumi Ota
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Photo(C)Takumi Ota
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Photo(C)Takumi Ota

カフェ 
奈良の食材を活かしたカフェを営業します。
ディレクション :嶋田葉子(カフェのみの利用も可能。)
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Photo(C)Takumi Ota

バスルーム・ギャラリー「YOKUJO」
お風呂なのにアートがあるギャラリー。(宿泊者以外の入浴はできません。)
アートコーディネート:NEW TOKYO CONTEMPORARIES
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Photo(C)Takumi Ota

スーベニアショップ「 SOUVENIR FROM TOKYO+AMSTERDAM」
日本と奈良、オランダのクリエイターのプロダクト、カルチャーが交差するおみやげもの屋。
什器デザイン:アラキ+ササキアーキテクツ
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Photo(C)Takumi Ota

ブックショップ「 BOEK DECK」
世界中から集めた書物の並ぶキオスク。コンセプトは「 PLAY?」。
コンセプト立案・ブックセレクト: Whatever Press商品協力: IDEA BOOKS
ディレクション:UTRECHT
会場構成:門脇耕三 

2F LLOVE EXTRA
客室の紹介映像や映画を上映するシアタールーム、LLOVEな東京を知るラウンジ、
Nikonのprojector付カメラによるプロジェクション( by Thonik他)等。
夜には、ダイアログ・イン・ザ・ダークとの共同企画による
暗闇コミュニケーション体験「 LLOVE IN THE DARK」(www.lloveinthedark.jp)が行われます。
企画協賛:株式会社パーティカンパニー
コーディネイト:東京 R不動産

LLOVE CREATORS & SUPPORTERS
クリエイター
・ Whatever Press(カタログ制作、BOEK DECK、公式グッズのデザインサポート)
・ アラキ+ササキアーキテクツ(SOUVENIR FROM TOKYO + AMSTERDAM 什器デザイン)
・ 門脇耕三(BOEK DECK 会場構成)
・ 嶋田葉子(パーティシェフ & カフェコーディネート)
・ なかむらしゅうへい(カフェの床ほか塗装)
・ ホセ・バラオナ・ビニェス(パーティシェフ)
・ 水野仁輔(パーティーシェフ)
・ 森美穂子(ファッションコーディネート)
・ ワダケンジ(オブジェクトデザイン)

サポーター
・ Frans de la Haye(シングルルームほかの家具デザイン)
・ J-WAVE(メディアパートナー)
・ 青山│目黒(ギャラリーコーディネート)
・ 株式会社 E&Y(リチャード・ハッテン コーディネート)
・ 株式会社ルーヴィス(1F、3F 施工サポート)
・ カリモク家具株式会社(ショルテン&バーイングス コーディネート)
・ シボネ(ピーケ・バーグマンス コーディネート)
・ ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン(LLOVE IN THE DARK サポート)
・ 東京R 不動産(2F LLOVE EXTRA コーディネート)
・ ニュートーキョーコンテンポラリーズ(YOKUJO、3F シングルルームほかのアートコーディネート)
・ ユトレヒト(BOEK DECK、カタログのディレクション)

協賛: 
AHREND
AUPING
BKVB財団
BRIEFING
JINS
KLMオランダ航空
NL EVDインターナショナル、
オランダ政府観光局
株式会社 HOTTAハンディウッド
株式会社ニコン
株式会社パーティカンパニー
株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン
株式会社リビタ
小松精練株式会社 greenbiz
するところ
東京電力株式会社
プレムセラ・ダッチデザイン・アンド・ファッション協会
モンドリアン財団

協力: 
ANGULO 石岡鉄平
ASPLUND
BEAMS
DYNAUDIO JAPAN株式会社
e15│by hhstyle.com
GMA-Earth
Fusion Interiors
MODULAR LIGHTING INSTRUMENTS
REALFLEET
TabletHotels.com
アクソンジャパン株式会社
イソップ
枝屋
エレクトロラックス・ジャパン
オータパブリケーションズ
株式会社 UNIQUE LIFE
株式会社あーとにしむら
株式会社ウインローダー /エコランド
株式会社内田洋行
株式会社コスモスイニシア
株式会社中川政七商店
株式会社七彩
株式会社三輪そうめん山本
トーソー株式会社
ハイネケン・キリン株式会社
有限会社落合製作所
有限会社中村塗装工業所
リヴァックス株式会社

LLOVEを掲載して頂いた主なwebサイト
 
designboom
 
 
 
 
Japan Times Online
 
LX World
 
Weheart
 
diario Design
 
SHOT Magazine
 
Dezeen
 
Wallpaper
 
KALONSNET
 
Hotel Design
 
Yatzer
 
greenz.jp
 
Tokyo Art Navigation
 
Designflux
 
Luxist Japan
 
Neon magazine
 
Warp web
 
architecturephoto.net
 
VOGUE.COM
 
SHIFT
 
YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 
シキチ
 
JDN Station
 
SHIBUYA TV
 
KENCHIKU
 
エキサイトイズム(1)=閲覧ランキング1位
 
エキサイトイズム(2)=閲覧ランキング1位
 
designboom
 
シブヤ経済新聞
 
telescoweb

weheart 

Design Milk

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Photo(C)Takumi Ota
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Photo(C)Takumi Ota
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Logo Design:Thonik

僕のLLOVE
(text=福井信行)

既に記憶があいまいだが、長坂さんからこの話を聞いたのは確か2010年の初めの頃だった気がする。
その頃は、さほど気にも留めず「また何か面白そうな事をするんだろうなぁ」ぐらいでしかなかった。
何ヶ月か経ち、長坂さんから「施工で少し協力を仰ぐかもしれない」と相談をされたものの、
少しという事だったのでさほど気に留めていなかった。
しばらくして長坂さんから送られてきたLLOVEの計画概要メールに驚いた。
いつの間にか、僕は実行委員になっていて、LLOVEに名を連ねるデザイナーやサポーターが、
雑誌やネットで一度は必ず見たことのある、メジャーな方達の集合体になっていたからだ。
正直お腹が痛かった。
とはいえ、いつの間にか乗っていた船から既に降りる事は出来ず、僕のLLOVEが始まった。

このプロジェクトが面白かったのは「LOVE」や「Still in LLOVE」のコンセプトを、
各デザイナーが自由に解釈をして、空間やプロダクトを創っていった事にあると僕は思う。
そして一見バラバラのように見える各部屋は「日本のラブホテル」というコンセプトに上手に集約され、
最低限の設備なのに個性的な部屋を自由に選べる豊かな空間にリノベートされた。

そして、今振り返ると奇跡とも思えるが、この空間を創っていったのが、
学生ボランティアの皆だったことだ。
近年セルフビルドというキーワードもよく聴くようになったが、
この規模のものを、2ケ月という短期間で実現させたのは珍しい。
携わった人たちの記憶には必ず残るし、もしかすると日本のリノベーション史にに残るかもしれない。
LLOVEの製作プロセスは、それぐらい素晴らしいものだった。

では自分はどうだったのか?と聞かれた時に、
今言えるのは「実感が無い。。」の一言で、
詳細は整理できていない。
LLOVEは僕にとってそれぐらい壮大で、奇跡的なプロジェクトだった気がしている。

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